親中派は何を考えているのか

世界的に反中が生じておりますが、どうも経済的には親中にならざるを得ない国もあるようです。
どうやって中共から退くか、各国とも悩みの種なのでしょう。

一方、中共国内では共産党に対する信頼が揺らいでいるようです。先日も学生の、学校の階段から飛び降りたという不可解な自殺があり、学校側も警察もなにが起きたのかを母親に教えず、学生にも緘口令をしていると言ったような事件があったようです。

若者の中には、その母親の同情し政府批判をやったりしているそうです。自分の子供の事は心配だが、これを放置しておくと今度は自分達も同じ被害に合うかも知れないということで、声を上げ始めたとか。

このように、中共内部もかなり習政権に対する不信が募って来たようです。表面的には臭政権を持ち上げて見ても、裏では習政権打倒に動いているかも知れません。
もちろんバレたら殺されるでしょうが、この様な流れは常に中国政権の末期には起きていたことです。

さて、経済的に親中にならざるを得ない国だったオーストラリアは、モリソン首相のもと、どんなに苦しくても反中という路線に切り替えました。
カナダ政府はまだハッキリとしていません。トルドー首相は何らかの中共トラップに掛かっているのでしょうか。

また、同じように経済的に親中にならざるを得ない国である日本。お金も技術も中共に貢いだ経団連は、いまだに踏ん切りがつかないようです。
しかし、個体リチュウムイオン電池の開発や、究極のジェットエンジンに必要な材料である炭化珪素遷繊維の技術など、もたもたしていると全部中共に取られてしまうかも知れません。
そうなると今度は、世界中から中共と共に経済的に叩かれることは目に見えておりますね。

反中に舵を切ったアメリカ合衆国。バイデン政権も対中強硬路線は崩しておりません。デイープステートも反中になったようですから。ただ彼等は戦争を画策しますから中共に対しても裏資金や技術を提供はするでしょうけど。

アメリカから強制送還される中共のスパイたち。スパイと言っても怪しい行動をする学生や研究者や貿易関係の人達でしょうけど、この強制送還を中共側が受け入れを拒否していると言うことです。

「君、もしくは君の仲間が捕らえられあるいは殺されても、当局は一切関知しないからそのつもりで」というテレビドラマのようなスパイの扱いですが、アメリカはこのスパイ達をどう扱うでしょうか。

犯罪組織・中共の洗脳が解けて、アメリカに忠誠を誓わせる事が出来れば逆スパイとして使えるかも知れませんけど。

5月3日から3日間、ロンドンでG7外相会談が行われました。そこにはアメリカ、カナダ、フランス、イタリア、ドイツ、英国、日本の7か国が集まりました。会談では重要課題として中共問題が取り上げられたようです。(今回は英国の要請でインド、韓国、オーストラリア、南アフリカがゲストとして呼ばれております)

国際法違反の中共の法律が次々と作られ。東シナ海や南シナ海への侵略を進める中共に対して、各国がどのような対応を考えているのか、それがハッキリするかどうかですが、どうも経済的な部分があって一致団結とは行かなかったようです。

この席でアメリカのブリンケン国務長官は「米中は多くの分野で明らかに利益を共有し、対抗・競争と強力が並存し、かつ対話によって誤解を減らすことを望んでいる。また、アメリカは『一つの中国』をずっと支持していく」と述べています。
しかしアメリカの「一つの中国容認」は、台湾の国民が望んだ場合を指し、武力併合は認めていないはずです。

おそらく台湾問題は、中共の武力使用には対抗する必用があるのと、技術の盗みによるアンフェアな競争(華人の言う「頭の良いやり方」)については敵対すると言うことなのでしょう。

アメリカは尖閣諸島についても、日本の今のような対応では、尖閣諸島有事が起きてもアメリカ国内法に準拠すると協力出来なくなる・・事を心配しているとか。

中共は日本、アメリカ、そして他の国々の国内法をよく知っています。ですからそれに合せて戦略を進めているわけです。
対する日本は、立法府が軟弱で未だに憲法改正すら出来ず、土地の売買にしても侵略者対応にしても、全く法整備が出来ていません。ようするに安全保障に関する法整備が無いわけです。
国会の機能不全と国会議員の勉強不足で、このままだと日本が崩壊します。
もっともそれを望んでいる野党も存在しているようですけど。

親中派と言われる国会議員や経団連の経営者達はこのようなことをどう考えているのでしょうか。もし中共がまともな国だと思っているなら、猛省を促したいものです。
共産主義国家であり、選民思想の国家です。我々日本とは全く価値観が異なるますし、技術やノウハウは人から盗むのが賢いやり方という発想です。
つまり「アンフェア」なやり方が、平気で出来る人が出世する世界なのです。相手に情を感じたら、それは弱さなのです。宗教は無く、物質主義。どんな場合でも「どちらが上か」を常に意識し、上の者は傍若無人に振舞います。

このことをよく理解して付き合わないとすぐに騙されます。特に商売など駆け引きの部分では。
どうも親中派と言われる人達は、そこが良く判っていないようですね。

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