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ロックウールタイトル

ロックウールとは、鉱物繊維の一つで、断熱、吸音、防火など、その特性を生かした用途に広く使用され、現代社会の中ですでに必要不可欠な素材となっています。
他の鉱物繊維である石綿と似通っているため、非常に誤解されやすいのですが、石綿の強烈な発癌性に比べて、ロックウールはまったく無害であること(粉塵としての害はありますが、花粉ほどではありません)は証明されています。

ロックウールの用途として、まず断熱材としての利用があります。壁面内部に綿状のウールを埋め込み、冷暖房の効率を高め省エネのための不可欠な材料となります。
壁面に埋め込む材料としてガラスウールがありますが、夏の太陽熱によって高温となる壁面内部で、ガラスウールはよく熱収縮を起こし、内部に空洞を作ってしまいます。
ロックウールは、ガラスウールに比べて耐久性が大きく、断熱性能が長期間維持されます。

ロックウールの別の使い方として、板状に整形して、内装材として使用するものがあります。
ロックウール板というものですが、吸音、吸湿、耐火、断熱に優れたボードです。
日本では、日東紡績(株)と大建工業(株)が製造しています。
外装材のような硬さはありませんが、素材は岩ですので刃物の消耗は激しい素材です。
天井材に使用しますと、不燃材なのにその吸音性能は高く、室内の反響音を吸収するため快適な音響空間を作り出します。
(壁面の吸音は有孔ボードがいいようです)

南産業では、このロックウール板の切断・有孔をはじめ、表面へのリブ加工、サンドブラスト加工など、豊富な加工技術によって意匠性を高めたボードを提供しています。